漫画ばっかり描いてるからイラストレーターって名乗るのってどうなのかな~?と思ってる4コマ漫画家のみつえです。(さっそく名乗りを変えた)
みなさん、ドット絵は好きですか?
わたしは大好きです。
【ドット絵とは?】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%83%E3%83%88%E7%B5%B5
ドット絵とは、主としてコンピュータ上における画像の表現方法・作成方法の一形態であり、表層的には通常の目視でピクセルが判別できる程度に解像度が低いビットマップ画像と捉えることができる。
例えるならばこんな絵です。
これは
世界をアップデートするIT×心の魔法使い☆ナオさん
のTwitterアイコン用のドット絵を依頼され、作らせていただいたドットになります。
ゲーム等でこういう絵を見たことありますよね。
それでは作っていきましょう!
※この記事ではドット絵の詳しい作り方などは解説していません。ごめんなさい!また機会があれば!
目次
なぜIllustratorでドット絵を作るのか?
「なんでイラレでドット絵を描くんじゃい」
と思われた方も少なくないと思いますが、Illustratorでドットを作るメリットはこうです。
・ Illustratorを持っているデザイナーやイラストレーターの方の敷居を下げやすい。
・Illustratorで作ることでデザインやワンポイントなどに使用することが容易。
特に2つ目の理由でおすすめしたいです。
ドット絵はレトロ可愛いワンポイントにもおすすめです。
まず決めること
イラストレーターで作るにせよ作らないにせよ、ドット絵を作る上で最初に決めなければいけないことは
どの程度の大きさのドット絵を作るか?
です。
ドット絵はその性質上、大きくなればなるほど(ピクセル数が増えれば増えるほど)制作に時間がかかります。
下絵などを簡単に描くなりして、どのくらいのピクセル数が必要なのか前もって考えておくといいと思います。
ためしに50×50くらいのドット絵を作ろうとしてみてください。
サイズに反してめちゃくちゃ作るのに時間がかかると思います…
なので、作ってるうちに「もうちょっと大きいほうがいいな…」とか「でかくしすぎたわ…」ってならないように最初にサイズを決めちゃいましょう!
Illustrator起動!
サイズを決めたらIllustratorを起動しましょう
持ってる人ならすでにおなじみの画面が出てくると思いますが、『Web』もしくは『アートとイラスト』カテゴリで新規ファイルを制作してください。
サイズは適当でいいです。
今回つくるドット絵は『8×8の16マス』のドットにすることにします。
なので適当に【長方形ツール】で正方形を作ってください。
(適当といいましたが、気にする人は「1ドット=10ポイント」など決めて作るといいと思います。上記ルールだと今回は80ポイント×80ポイントの正方形ですね。
そしたら、【オブジェクト】→【パス】→【グリッドに分割】をクリックして…
【グリッドに分割】ウインドウを出してください。
ここで入力する数値は【行と列】の【段数】だけです。
(高さ・幅の小数点が気になる方は最初の正方形を作る段階で整える方法で調節してください)
今回は【8×8】のサイズのドット絵を作ると決めたので、行と列を8と入力します。左側のプレビューも8×8マスのものに変わってますね。
【OK】を押したら先程作った正方形が8×8マスの正方形に変更されました。(これは正確には線で区切ってるのではなく、小さい四角の集まりになっています)
ライブペイントツールを使おう
先程8×8マスに分割した四角を選択してください。
そしてツール【ライブペイント】を選択してください。
そしたら先程選択した四角の上でクリックしてください。
ライブペイントは、パス内やパスの重なり合った部分など、閉じられている領域に塗り絵のようにカラーを適用できる機能です。
https://helpx.adobe.com/jp/illustrator/kb/4970.html
ライブペイントとはこういう機能でして、つまりバケツで範囲内を塗りつぶせるツールです。
今回の場合だと、1マスずつワンクリックで色をつけることができるようになる神ツールです。
また、ライブペイントツールはカーソルをドラッグすることでも色を塗ることができます。今回のように1マスずつポチポチしていかないといけないようなドット絵だとドラッグは非常に便利です。
(1マスずつ別れてる都合、広範囲をワンクリックで塗ることはできないのでご了承ください…めんどくさいけどね…)
そんなわけでこの方法を使ってめちゃめちゃ簡単にりんごを打ってみました(ドットは通常クリックして作成するので「打つ」って言うんですよ~)
これは以前やったプログラミングイベントで使用したドット絵ですが、これもIllustratorで作成していました。
便利な応用編
Illustratorで作ってるので当然…
【オブジェクトを再配色】で簡単に色を変えることができます!しかも1色ずつを個別に!
イラレの強み!わーわー!ヾ( ‘ω’)ノ゛
この色変えたーいってなった時にご活用ください。
これがイラレでドット絵を作る最大の利点です!
好きなサイズに拡大縮小させても画像が荒れませんし、もちろん印刷物にぽーんと置いても解像度等の心配も無用です!
普通のドットを打ちたい場合は…
ゲームなどに使う場合、やはり通常の手段でドットを打ったほうが使いやすい場面もあると思います。その際には…
Photoshopで作る
Photoshopでもドットは打てます。原寸大でキャンパスを作り、600~1000%表示にして鉛筆ツールを1pxにして1つずつぽちぽち打っていくといいでしょう。
Illustratorとは違い、バケツで一気に色を流し込むこともできます
ドット作成に特化したソフトで作る
ドット作成に特化したソフトも色々あります。有名どころといえば…
EDGE(http://takabosoft.com/edge)
というソフトが有名です。Windows専用ソフトですが、ドットを打つ機能の殆どが備わっています。
スマホで作る
スマートフォンでもドットを打つアプリがあります。
ドットピクト!
スマホでお手軽にドットを打つことができます。移動中やふとした時などにドットを作りたい時に。
レッツドットライフ!
ドットは絵があまり得意じゃない人でも作ることができるイラストとして色んな人に今まで愛されてきました。
この機会に挑戦してみてはいかがでしょう?